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家を建てる費用はいくらで考えたらいいの?土地なしと土地ありのケースをそれぞれ解説
多くの方にとって家を建てるのは一生に一度の経験です。そのため、費用のイメージを持つことができず、いくらで考えたらいいのかわからないという不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
本記事では、家を建てる費用のイメージを持っていただけるように、土地なしと土地ありのケースをそれぞれ解説しておりますので、新築の戸建てをご検討中の方はぜひ参考にしてください。
家を建てる費用の相場
新築の戸建てをご検討中の方にとって、福岡県で家を建てる費用の相場を知ることは、今後の計画を立てる上で必要な指標となります。そこで、住宅金融支援機構のフラット35の調査をもとに、福岡県で家を建てる費用の相場をご紹介いたします。
注文住宅(土地なし)の費用の相場
年度 | 建設費 |
---|---|
2023年度 | 3550万円 |
2022年度 | 3344万円 |
2021年度 | 3214万円 |
2020年度 | 3141万円 |
2019年度 | 3059万円 |
土地なしで注文住宅を建てている方は、最新のデータで平均3550万円であることがわかります。金利0.65%の35年でローンを組んだ場合、月々の支払い額は9.5万円です。また、家を建てる費用の相場は、5年前と比較すると年々増加していることもわかります。
注文住宅(土地あり)の費用の相場
年度 | 建設費 |
---|---|
2023年度 | 3847万円 |
2022年度 | 3625万円 |
2021年度 | 3478万円 |
2020年度 | 3505万円 |
2019年度 | 3468万円 |
土地ありで注文住宅を建てている方は、最新のデータで平均3847万円であることがわかります。金利0.65%の35年でローンを組んだ場合、月々の支払い額は10.2万円です。また、家を建てる費用の相場は、5年前と比較すると年々増加していることもわかります。
建売住宅(土地込み)の費用の相場
年度 | 建設費 |
---|---|
2023年度 | 3292万円 |
2022年度 | 3443万円 |
2021年度 | 3308万円 |
2020年度 | 3139万円 |
2019年度 | 3165万円 |
建売住宅は、建物と土地をセットで販売していることから、上のデータでは建物の費用だけを抽出することができず、注文住宅の建物の費用と比較することができません。また、エリアによって価格は大きく異なりますが平均3292万円となります。金利0.65%の35年でローンを組んだ場合、月々の支払い額は8.8万円です。
土地なしで家を建てる費用
最新のデータでは、土地なしで家を建てる費用は平均3550万円です。そして、土地の費用は平均1230万円となっているため、合計の費用は平均4780万円となります。しかし、エリアによって土地の価格が大きく異なるのは押さえておきたいポイントです。
福岡県の人気エリアの土地の価格
エリア | 坪単価 |
---|---|
福岡市 | 53.06万円 |
春日市 | 47.46万円 |
大野城市 | 36.16万円 |
太宰府市 | 29.10万円 |
古賀市 | 33.86万円 |
福津市 | 21.96万円 |
糟屋郡宇美町 | 22.63万円 |
糟屋郡篠栗町 | 24.96万円 |
糟屋郡志免町 | 34.93万円 |
糟屋郡須恵町 | 24.03万円 |
糟屋郡新宮町 | 37.56万円 |
糟屋郡粕屋町 | 55.96万円 |
北九州市 | 14.63万円 |
久留米市 | 12.10万円 |
飯塚市 | 6.93万円 |
福岡県でも、特に福岡エリアは土地の価格が高い傾向にありますが、今回は土地の坪単価が20万円より高いエリアに絞って表記しています。また、土地によっては造成工事や地盤改良など、家を建てる上で別途費用が必要になることもあります。
土地ありで家を建てる費用
最新のデータでは、土地ありで家を建てる費用は平均3874万円です。土地を購入する必要がないため、土地なしで家を建てる方より建築費が高い傾向にあります。しかし、土地ありだけに発生する可能性がある費用は押さえておきたいポイントです。
建て替えの場合に発生する費用
建て替えの場合に発生する費用として以下の点が挙げられます。
●解体費用
●仮住まい費用
●引越し費用
それぞれ順番に解説します。
●解体費用
建て替えの場合、建築予定の土地に古家が残っている可能性があります。その際は、通常の費用として別に解体工事の費用が必要となります。
●仮住まい費用
建て替えの場合、解体工事をおこなう前に仮住まい先を探さなければいけません。賃貸契約の費用と数カ月分の家賃の費用が必要となります。
●引越し費用
建て替えの場合、仮住まい先を見つけたら全ての荷物を移動しなければいけません。そのため、仮住まい先への引越し費用が必要となります。
平屋と二階建てを比較
同じ延床面積で平屋と二階建てを建てた場合、一般的に、平屋を建てたほうが費用は高くなります。その理由として以下の点が挙げられます。
●基礎や屋根の面積が広くなる
●広い土地が必要になる
それぞれ順番に解説します。
基礎や屋根の面積が広くなる
延床面積が30坪の場合、平屋の基礎や屋根の面積は30坪ずつですが、総二階にすれば基礎や屋根の面積を15坪ずつに抑えられます。建材費用や施工費用が高い基礎や屋根の面積が広いほど費用は上がるため、平屋のほうが建築の費用は高くなります。
広い土地が必要になる
建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)が80%の場合、30坪の平屋を建てるには37.5坪以上の敷地が必要となります。対して、1Fの面積が15坪の二階建てを建てるには18.75坪以上の敷地でいいため、平屋のほうが土地の費用は高くなります。
まとめ
本記事では、家を建てる費用のイメージを持っていただけるように、土地なしと土地ありのケースをそれぞれ解説しました。
現在、注文住宅の建物価格や福岡エリアの土地価格は上がり続けているため、無理のない予算の範囲でどのような家づくりの計画を立てていくのかが大切になるでしょう。
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