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家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説家を建てる際に、「頭金はなくても大丈夫なの?」「頭金を用意するならいくらがベスト?」などでお悩みの方は多くいらっしゃいます。結論からお伝えすると、頭金なしでも家を建てれますが、頭金の有無で住宅ローンの返済額が変わります。

本記事では、頭金なしで家を建てるメリットとデメリットや、頭金の有無で変わる住宅ローンの返済について解説しておりますので、新築の戸建てをご検討中の方はぜひ参考にしてください。

 

 

 

家を建てる際の頭金の役割

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

頭金の主な役割として以下の点が挙げられます。

●住宅ローンの借入額が減る
●住宅ローンの審査が緩くなる
●住宅ローンの金利が安くなる

それぞれ順番に解説します。

 

住宅ローンの借入額が減る

住宅ローンを組む際、頭金を用意しておくことで借入額を減らせるため、住宅ローンの月々の返済額や最終の総支払額を抑えることができます。

 

住宅ローンの審査が緩くなる

住宅ローンを組む際、頭金を用意しておくことで金融機関からの信用を得やすくなるだけでなく、借入額も減らすことができるため審査に通りやすくなります。

 

住宅ローンの金利が安くなる

住宅ローンを組む際、頭金を用意しておくことで金利が安くなることがあります。多くの金融機関で頭金の割合に応じた優遇金利制度を設けているためです。

 

 

家を建てる際の頭金の相場

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

一般的に、家を建てる際の頭金の相場は購入価格の10%~20%程度と言われています。購入価格が3,000万円なら頭金は300万円~600万円、購入価格が4,000万円なら頭金は400万円~800万円が相場です。ただし、頭金に明確な基準はありません。

 

 

頭金なしで家を建てるメリット

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

頭金なしで家を建てるメリットとして以下の点が挙げられます。

●住宅購入を早めることができる
●手元に現金を残すことができる
●資金を有効活用することができる

それぞれ順番に解説します。

 

住宅購入を早めることができる

住宅購入の検討を始めてから頭金を貯める場合、ある程度の期間を要することになります。しかし、頭金なしなら貯める期間が必要ないため、いつでも住宅購入を決断することができます。入学などの特定の時期までに住みたい場合には有効な方法です。

 

手元に現金を残すことができる

住宅を購入する場合、住まわれた後のことまで計画しておくことが非常に大切です。引越し費用や家具・家電の費用はもちろんですが、教育費や出産や病気などの緊急時にも備えられるため、手元に現金を残すことで安心して新生活を始められます。

 

資金を有効活用することができる

頭金として準備していた資金が手元にある場合、投資に回して資産を増やすことも考えられます。住宅ローンの金利より高い利回りで運用できれば、効率よく資産を増やすことができるためです。ただし、リスクが隣り合わせなので慎重な判断が必要です。

 

 

頭金なしで家を建てるデメリット

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

頭金なしで家を建てるデメリットとして以下の点が挙げられます。

●住宅ローンの借入額が増える
●住宅ローンの審査が厳しくなる
●住宅ローンの金利が高くなる

それぞれ順番に解説します。

 

住宅ローンの借入額が増える

頭金ありの場合と比較すると、頭金なしの場合は住宅ローンがフルローンとなるため、月々の返済額や最終の総支払額は増えることになります。

 

住宅ローンの審査が厳しくなる

頭金ありの場合と比較すると、貸し倒れリスクが高まると判断される傾向にあるため、現在の年収や勤続年数や借入状況などを厳しく審査されます。

 

住宅ローンの金利が高くなる

頭金ありの場合と比較すると、頭金なしの場合は優遇金利制度を利用できないため、金融機関によっては金利を高く設定される可能性があります。

 

 

頭金で変わる住宅ローンの返済額

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

続いて、頭金の有無で月々の返済額と最終の総支払額がどのように変わるのか見ていきましょう。返済期間は35年でボーナス払いはなしを前提とし、「借入額」と「金利」のそれぞれの組み合わせでシミュレーションをおこなっていきます。

 

住宅ローン「3,000万円」の場合

 

「金利0.65%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円3,000万円79,880円33,549,675円
300万円2,700万円71,892円30,194,669円
600万円2,400万円63,904円26,839,678円

頭金300万円:頭金なしより355,006円お得
頭金600万円:頭金なしより709,997円お得

 

「金利0.80%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円3,000万円81,918円34,405,447円
300万円2,700万円73,726円30,964,901円
600万円2,400万円65,534円27,524,319円

頭金300万円:頭金なしより440,537円お得
頭金600万円:頭金なしより881,128円お得

 

「金利0.95%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円3,000万円83,988円35,274,935円
300万円2,700万円75,589円31,747,431円
600万円2,400万円67,190円28,219,937円

頭金300万円:頭金なしより527,504円お得
頭金600万円:頭金なしより1,054,998円お得

 

住宅ローン「4,000万円」の場合

 

「金利0.65%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円4,000万円106,507円44,732,952円
400万円3,600万円95,856円40,259,644円
800万円3,200万円85,206円35,786,290円

頭金400万円:頭金なしより473,308円お得
頭金800万円:頭金なしより946,662円お得

 

「金利0.80%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円4,000万円109,224円45,874,024円
400万円3,600万円98,301円41,286,634円
800万円3,200万円87,379円36,699,179円

頭金400万円:頭金なしより587,390円お得
頭金800万円:頭金なしより1,174,845円お得

 

「金利0.95%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円4,000万円111,984円47,033,323円
400万円3,600万円100,786円42,329,927円
800万円3,200万円89,587円37,626,623円

頭金400万円:頭金なしより703,396円お得
頭金800万円:頭金なしより1,406,700円お得

 

 

住宅ローン「5,000万円」の場合

 

「金利0.65%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円5,000万円133,134円55,916,233円
500万円4,500万円119,820円50,324,625円
1,000万円4,000万円106,507円44,732,952円

頭金500万円:頭金なしより591,608円お得
頭金1000万円:頭金なしより1,183,281円お得

 

「金利0.80%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円5,000万円136,530円57,342,585円
500万円4,500万円122,877円51,608,297円
1,000万円4,000万円109,224円45,874,024円

頭金500万円:頭金なしより734,288円お得
頭金1000万円:頭金なしより1,468,561円お得

 

「金利0.95%」の場合

頭金借入額月返済額総支払額
0円5,000万円139,980円58,791,722円
500万円4,500万円125,982円52,912,521円
1,000万円4,000万円111,984円47,033,323円

頭金500万円:頭金なしより879,201円お得
頭金1000万円:頭金なしより1,758,399円お得

 

 

まとめ

家を建てるなら頭金は用意したほうがいい?頭金の有無で変わる住宅ローンの返済を解説

本記事では、頭金なしで家を建てるメリットとデメリットや、頭金の有無で変わる住宅ローンの返済について解説しました。

家を建てる上で頭金は必要なものではありませんが、借入額や金利が高くなるほど頭金を支払うことで最終の総支払額を抑えることができるので、何を重視するかで頭金の有無や頭金の金額を判断すると良いでしょう。

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