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家を建てるタイミングはいつがベスト?平均年齢・価格相場・金利変動の傾向をもとに解説
家を建てるタイミングでお悩みの方は多くいらっしゃいますが、ベストのタイミングは人それぞれの状況や考えで異なるため、一律に「正解」「不正解」で結論を出すことはできません。しかし、一般的な傾向を知ることはお悩み解決に役立つでしょう。
本記事では、家を建てるタイミングでお悩みの方に向けて、平均年齢・価格相場・金利変動などの傾向をもとに解説しておりますので、新築の戸建てをご検討中の方はぜひ参考にしてください。
家を建てる動機としてよくあるきっかけ
家を建てる動機としてよくあるきっかけは、「ライフステージの変化」「現在の住環境への不満」である場合が多いです。ここでは、それぞれのきっかけをご紹介していきます。
ライフステージの変化
「ライフステージの変化」の代表的なきっかけとして以下の点が挙げられます。
●結婚・同棲
●妊娠・出産
●子供の小学校入学
●親との同居や介護
それぞれ順番に解説します。
●結婚・同棲
パートナーとの将来の暮らしを見据えてマイホームを検討することがあります。その場合、将来的な家族構成を想定しながら、どのような間取りが適切なのかを考える必要があります。
●妊娠・出産
子供をのびのび育てたいという想いからマイホームを検討することがあります。その場合、リビングを生活の中心にしたり、キッチンから子供の様子が見れるなどの工夫が必要です。
●子供の小学校入学
子供が小学校に入学するタイミングでマイホームを検討することがあります。その場合、希望する学校区での土地探しが難航する恐れもあるため、早めに計画を進める必要があります。
●親との同居や介護
親との同居や介護をするなどの理由でマイホームを検討することがあります。その場合、プライベート空間を適切に分けたり、介護をおこないやすい設計にするなどの工夫が必要です。
現在の住環境への不満
「現在の住環境への不満」の代表的なきっかけとして以下の点が挙げられます。
●家賃の支払い
●設備や間取り
●快適性・省エネ性
それぞれ順番に解説します。
●家賃の支払い
家賃を払い続けることへの不満を感じてマイホームを検討することがあります。その場合、住宅ローンの支払いは必要ですが、最終的に建物と土地を自分の資産にすることができます。
●設備や間取り
お住まいの設備や間取りに不満を感じてマイホームを検討することがあります。その場合、キッチンなどを自分好みにしたり、生活動線にこだわった間取りにすることで解決できます。
●快適性・省エネ性
真冬の寒さや高い電気代に不満を感じてマイホームを検討することがあります。その場合、断熱で快適性を向上させたり、太陽光を搭載することで電気代を削減することができます。
家を建てるタイミングとして多い年齢
国土交通省の令和5年度の住宅市場動向調査報告書によると、家を建てるタイミングの平均年齢は「44.8歳」となっています。ここでは、年代別の割合を見ていきましょう。
年代 | 割合 |
---|---|
29歳以下 | 10.1% |
30代 | 36.7% |
40代 | 21.6% |
50代 | 10.5% |
60歳以上 | 20.4% |
ご覧の通り、最も多い年代は30代の「36.7%」、次いで40代の「21.6%」となっています。30代・40代が多い理由として、住宅ローンの完済時の年齢、安定した収入の確保、社会的な信用の向上、ライフプランが固まってきたなどが考えられます。
次いで、60歳以上も「20.4%」と大きな割合を占めています。理由として、退職金を利用して老後に丁度いい家に住み替えるなどが要因として考えられます。ただし、住宅ローンの審査は厳しくなるため、自己資金を用意しておく必要があります。
家を建てるタイミングで気になる相場
住宅金融支援機構の2023年度フラット35利用者調査によると、注文住宅の建物価格の平均は「3,863万円」となっています。ここでは、過去5年間の変動を見ていきましょう。
年 | 建物価格 |
---|---|
2023年 | 3,863万円 |
2022年 | 3,717万円 |
2021年 | 3,572万円 |
2020年 | 3,534万円 |
2019年 | 3,454万円 |
ご覧の通り、注文住宅の建物価格の相場は年々上昇していることがわかります。さらに、2024年以降は物価高騰が続いているため、建物価格も高騰していることが予想されます。
家を建てるタイミングで注意したい金利
日本では長くマイナス金利を維持してましたが、2024年初頭にゼロ金利へと移行、2025年現在の金利は0.5%へと引き上げられています。そこで、過去3年の住宅ローンの変動金利の推移を見ていきましょう。
年 | 最低金利 | 基準金利 |
---|---|---|
2025年 | 約0.575% | 約2.875% |
2024年 | 約0.3%~0.375% | 約2.475% |
2023年 | 約0.3%~0.375% | 約2.475% |
ご覧の通り、2024年までは住宅ローンの変動金利の推移に変動はありませんでしたが、2025年の日銀の利上げと同時に住宅ローンの変動金利も上昇していることがわかります。
金利差で返済額が変わる
仮に、住宅ローンを「4,000万円」「35年返済」「ボーナス払い0円」の条件で融資を受けた場合、金利差によって返済額がどれだけ変動するのか見ていきましょう。
金利 | 月返済額 | 総返済額 |
---|---|---|
0.5% | 103,834円 | 43,610,126円 |
1.0% | 112,914円 | 47,423,753円 |
1.5% | 122,473円 | 51,438,816円 |
2.0% | 132,505円 | 55,651,862円 |
2.5% | 142,998円 | 60,058,888円 |
ご覧の通り、住宅ローンの返済額は金利差によって変動することがわかります。そのため、住宅ローンをご利用される場合、低金利であるほど返済額を少なくできます。
まとめ
本記事では、家を建てるタイミングでお悩みの方に向けて、平均年齢・価格相場・金利変動などの傾向をもとに解説しました。
冒頭でもお伝えしたように家を建てるタイミングに「正解」「不正解」はありませんが、住宅ローンの完済年齢からの逆算や建物価格の相場、金利変動の状況などを考慮に入れて、どのタイミングで購入を検討するのか判断すると良いでしょう。
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